ココロ色3
「あ…そ、そう。そうだよなやまてぃー優しいんもんなぁ」
悔しながら彼の笑顔に見とれてしまいほんの数秒返事をするのが遅れてしまった
その間に彼はまたいつも通りの眠そうな顔に戻ってしまう
「まぁね。」
だが先生の話で何か思い出したのだろうか、幾分顔が明るくなっていた
先程の笑顔より驚きはしなかったが、それでも目は彼の顔を見つめてしまっていたようだ
さっきのように反応が鈍くならないようフイッと顔を背ける。
時計を見るふりをしたつもりだが、変に思われただろうか…
結局横目でチラリと小鳥遊を見た。
彼は特に気にしていなかったようだ
内心ホッとしながらそのまま教室をぐるりと見回す
ここは空き教室とはいっても昨年までは教授のアトリエとして使われていた上、
たびたび会議か何かで使っているようで、教室の隅にはざっと数えて十数個ほどの机とイスが無造作に並べられている
掃除も行き届いているようで、下手をすれば油絵の教室の方が汚いくらいだ
それでも空き教室になってから当時ほどの明るさはなく、少しトーンダウンした蛍光灯が寂しげに自分と小鳥遊を照らしていた
☆
これ絶対完結しないですね…
実は最後らへんは案があるんですけど話の繋がりの話がどうも…
…どうしよう?←